【小さな一歩から始める】暮らしに取り入れるスモールスタート

東京大手町

たくさん本を読む
ジムやヨガに通う
陶芸を始める
絵を描いてみる
料理を習う
月に1度は小旅行へ行く

私もこういうのが自分磨きだと思っていました。

けれど、気づいたのです。
習い事をするだけが自分磨きではない、ということ。
多様なジャンルの読書量だけがインプットではない、とも。

外出先で、ふと野草が目に入ります。

「かわいい」

家に帰ってから、調べてノートに数行まとめてみる。
これも学びです。

昨日、いや、今朝知らなかったことが自分の世界に入ってきたことになります。

これは、自分磨きへの「スモールスタート」のひとつです。

目次

スモールスタート 小さいヨーイドン

「スモールスタート」

チャットGPTに聞いてみよう。
GPTカモン!!

ビジネス用語として使われることが多い言葉ですが、暮らしの中にもこうした「スモールスタート」はたくさんあります。

成し遂げたい到達点がある場合はもちろん、何かに挑戦してみたい、けれど何をしていいかわからない、そんな時にも応用が効くのです。

私たちは、何をしたいのか、何をしていいのか考えているうちに、日々の忙しさに流されてしまいがち。

ヒトは忙しい生き物です。
毎日考えごとがたくさん、覚えておくこともたくさん。

そんな日常に、「チャレンジしたい」「向上したい」の感情が浮かんでも、すぐに埋もれてしまいます。

大きな判断を思いつきで行動するのは勇気がいるけれど、日常の小さな「ひっかっかり」に反応し、アクションをし、心を動かすことは気持ちのいいこと。

たとえ結果がプラスな判断と感じられなくても、大きなリスクにはなりません。

小さな疑問を拾い、自分で知ろうとし、その過程をノートにメモしておく。
すると、1ページずつ増えていく学びのページが嬉しくなり、生活にハリが出てきます。

日常のスモールスタート:私の成功事例

私が実際にやってみた、スモールスタートを挙げてみます。

どれもみな共通しているのは、小さなクエスチョンを見つけることが目的ということです。
(発見をみつける、としてもいいと思います。発見の裏には「自分だったら?」という問いがあるからです)

《小さなクエスチョン群の一例》

何でこうなるんだろう
私だったらどうだろう
こうするにはどうしたらいいだろう
私にできるかな、どこを真似しよう
私は今、何が気になっているんだろう

一日5〜6ページ読書×5〜6冊

一気に読み進めるのではなく、複数冊を同時進行で少しずつ読了へ向かいます。

ジャンルやバランスも考えます。
本の献立ですね。
献立を考えるのも楽しいひとときです。

私は、主に以下のようなバランス分けをしています。

ジャンルは、あくまでも私の中での類別です。
一般的に暮らしジャンルに入るものも、私には人生系になったりします。

・日記・伝記系
・人生系
・暮らし系
・小説
・リピ本(再読本)

難解な文脈に触れる

難しい本で理解できなくてもいいから、数ページずつ読んでいきます。
頭の中を“理解不能”でブラッシングします(笑

不思議と頭の中のリセット効果があるように感じました。

このとき気をつけることは、名著・王道と呼ばれるものを選ぶことです。
選書で失敗しないようにします。

せっかく時間も労力もかけて読むのなら、分からないなりに時代を選ばず名著とされているものを選ぶ方が安心です。
さっぱり分からなくても、「私、名作を読んでる」という気分が大事。

ex)『世界の中心で愛を叫んだけもの』(ハーラン・エリスン著)
SFを苦手とする私には、とても難解。
物語の中で一体何が起こっていたんだろう(苦笑)
けれど、また再読すると思います。
理解できなかったのに、そんな魅力がある本です。

一日一枚必ず写真を撮る

スマホで撮るのではなく、カメラで撮ります。
これはもともと、カメラを持ち歩く習慣をつけるためでした。

手帳を持って、PCを入れて、本も、好きな香りのハンドクリームも持ちたい。
そんな私の日常に、常にカメラも忍ばせたい。

ファインダーを覗く、あの時間が止まるような瞬間を人生時間の中にもっと取り入れたい。

小さな目標ですが、いま、カメラを持ち歩く日常を過ごすことができています。

そして、生活に落ちているあらゆる彩りと物語を収集しています。
(たくさん発見があって新鮮です)

朝一番に手帳を開いて日付スタンプをポン

朝起きてすぐに、手帳を開きます。
朝一番の頭の中を書き出し、今日の予定を確認してから、家族のお弁当作りに取りかかります。

朝は忙しい。
起きてそのままキッチンへ向かいお弁当を作り、忙しさのまま一日が始動してしまうこともあります。

私は朝のひとり時間が好きです。
あのスンとした空気が、たまらなく心地いい。

その時間を確保するための、朝の手帳タイムでもあります。

起きてそのままキッチンへいってしまうと、あの好き時間がなくなってしまう。
それを防ぐため、まず手帳を開く習慣をつけました。

フックになるのが、日付スタンプです。
今日の日付にセットして、スタンプをポン。

気持ち良い一日のスタートです。

まだまだあります、暮らしのスモールスタート

その他にも日常的に手がけたスモールスタートを、ほんの一部ですが紹介します。

学び、自分磨き、発見、挑戦。
日々は、自分を喜ばせる要素でいっぱいなことに気づきます。

・ゆっくり噛んで食べる
(時間に追われない食事タイム)

・書店に出向き、予備知識のない本と出会い購入してみる
(自分の直感を動かす。間違えてもいい)

・鳥のさえずりが聞こえたら聞き入ってみる
(耳を主人公にした時間)

・必ず休憩を取る
(勢いで作業しない)

・昨日の良かったことを思い出す
(頭の中で再現するだけでいい)

・コーヒー豆を変えてみる
(たまにはマンデリン以外を飲む)

・一日のどこかで短い詩を一編読む
(気負わずに流し読みでO.K)

・公園のベンチに座って何かをメモる
(五感が働く環境づくり)

・万年筆のインクの色を変えてみる
(ブルー系からグリーン系へ)

途中でやめてもガッカリしない

言ってしまえば、どれも途中でやめたり挫折しても、どうでもいいものばかりです。
(“どうでもいい”、あまり良い言葉ではないですがイメージしてもらいやすい言葉で表記します)

重要度は低く、ガッカリしなくていい。
けれど、続けられたら嬉しいものばかり。

どうでもいいけど、できたら嬉しいこと。

おそらく、ここがポイントになるのだと思います。

スモールスタートの視点では、長く続けることを考えるより、まずは手をつけるまでのハードルを下げることが大切です。

そして、手数の多さ。
思いついたことはどんどんやってみる。
ちょっとやってみて、合わなければやめれば良いのです。

やってみたら意外にも適正だったことや、好きの予感がするものって、まだまだたくさんあると思います。
それこそ、人生のうちには試し尽くせないほどの数が。

ノックできる扉はたくさんあります。
せっかくだから、ちょっと開いて中を覗いてみるのも、ワクワクする人生の入口になるのかなと思います。

まずは小さい歩み寄りから。

目次