手紙を書く

未来の自分へ向けて手紙を書く

未来の自分へ向けて手紙を書く(メモ書きをする)。

このとき、書いた日付を残しておきます。
けれど、いつの未来の自分へ向けて書いたのかは書きません。

いつか読み返したとき、書いた日付はわかっても、いつに向けて書かれたのかがあやふやでも全然O.K。
自分が書いたことは事実なので、それをどんな気持ちで書いたんだろうと推測する楽しみを残しておきます。

これは、立ち戻り(振り返り)の種まきです。

その手紙の未来は、すでに自分が通過しているのか、それともまだ到達していないのか、書いた時の自分の気持ちを再び思い返します。

大切なのは、「いつ」という正確な未来ではなく、思い返している時間とその工程です。

私たちは、日々、慌ただしい。

時間を刻んで生活している実感すらない毎日を、ただ消化してしまっている。

けれどこうして、日常に向けて手紙を投函することは、いったん立ち止まる理由になります。

私は、どんな未来を生きているのか。
あのときの自分が想像した道を歩いているのか。
あるいは、まったく路線を外れて、それでもたくましくいられているのか。

過去の自分が未来の自分に投じた望みは、いまどこにあるのか。
その期待をちゃんと浄化できているのか。

できていなければ、大いに言い訳を考えよう。
そして、未来の自分へこう言います。

「無理すんな」

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